はじめて、はじめました。 暮田マキネ

レビュー

あらすじ

「…やだな。…そんな可愛いの、俺以外の誰にも見せないでほしい」

父を亡くし、5人兄弟の長男として働いてきた鴇は、母の再婚を機に「自分の人生を幸せに生きてほしい」という家族の願いに応えるため、27歳で通信制高校に入学した。
そこで出会ったのは、弟の友人で元子役の俳優・尭良。
スキンシップが多くて世話焼きな尭良と「お兄ちゃん」でなくていい時間を過ごすうちに、鴇には友達以上の感情が芽生え始めて……。

初めての恋と「幸せ探し」を抱えた通信制高校生たちの暖かく心に染みわたるセンチメンタルラブストーリー。

感想

可愛かった…。
あらすじにも書いてある通り5人兄弟の長男なんですけど、父の病室に駆け込んだ描写が兄弟3人なんですよね。お母さんワンピース着てるし…もしかして…これから双子を出産…?
どう考えても狂おしいほどに大変そう。しかも母は学生結婚で社会経験なし。
ときはその当時11歳。母親が壊れそうになった時に幼い鴇が懸命支えてる描写が健気で切ないです。

一方、マネージャーである母から私生活を厳しく管理・制限されていた尭良たから
鴇の溢れる兄性に早々にノックダウン。秒で懐いて周りをウロチョロ。
鴇ちゃんのベビーフェイスなのにすべてを包み込む兄力が尊すぎて全人類に見てほしい。
そして優しいだけじゃない。ちゃんと大人の一面も持ってる。
3男の翠をガラの悪いお友達の集まりから引っ張り出したエピソードはそんなことされたら一生頭上がらないわってなる。翠もそう思ってくれてよかった。
ていうか小石川家みんないい子過ぎる。

そして尭良は自分の恋心認識してから鴇ちゃんの一挙手一投足見て
特定保護生物指定!とか、ファンサ貰ってしんどくなるのただのTOトップオタで笑う。
私も鴇ちゃんの膝枕でよしよしされたい。

でもそんな鴇ちゃんの惜しみない愛は罪悪感から来るものだと知って尭良が自分も変わらなきゃってなるところ良い!
確かに小石川家はみんないい子だけど、鴇ちゃんは兄弟全員に、兄弟と母は鴇ちゃんに罪悪感があるからとても危うい。外部の人間が鴇ちゃんと幸せになってくれないとみんな幸せになれないと思う。
お母さんなんてずっと顔に申し訳ないって書いてあるみたいで見てられない。本来とってもきれいでチャーミングな人なんだろうな。なんてったって鴇ちゃんの母だから。

お話は二人が両想いになるまで。お互いが初恋でキュンキュンしながら進んでいくラブストーリー。
2巻があればその先も進みそうなことを作者様がほのめかしていました。

ぜひお願いします。見たくて仕方ないです。
そして呪いのような表紙ができるまでの経緯も面白かったです笑
様々な人の尽力があって一冊の本が出来上がるんだなぁと思った次第です。

おtnk情報

無チンです!キスしかしませんよ!

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